この記事で言っていること
- ・湿気ってしまった海苔をパリパリに復活させる方法がないかを調べ、実際に試した
- - 電子レンジ(600W)で2分加熱
- - オーブントースター(600W)で1分予熱後、30秒加熱
- - フライパンにて弱火~中火で両面30秒ずつ加熱
- ・結果、トースターが最も復活し、他は多少の復活が見られた
- - しかし風味としては、トースターではほんの少し苦味が増したように感じた
まいどっ!戸田理平商店の若旦那(見習い)です。
先日の記事で、
全型サイズ焼海苔を4分の1にカットし、常温で30分放置し、湿気らせておく。
折り曲げてもパリっと破れない状態まで湿気らせる。
・電子レンジにクッキングシートを敷き、その上に海苔を置く
・600Wで2分ほど加熱
クッキングシートはどうしても必須というわけではない。
・オーブントースター(600Wを使用)にて1分ほど予熱
・海苔を載せて30秒ほど加熱
加熱しすぎないよう特に注意する。
・フライパンにて弱火~中火で予熱
・海苔を載せて両面30秒ずつほど加熱
箸などで裏返しながら、様子を見る。
尚、直火であぶるという方法もあったが、リスクを伴うため実施しないこととした。
並べてみた。見た目に大差はない。
・レンジ
折り曲げるとパリっと音がした。未開封時には程遠いが、多少の回復は見られた。
・トースター
完全ではないが、かなりのパリパリ度回復があった。しかしほんの少し、苦味が増したように感じた。
・フライパン
レンジと同等の、多少の回復が見られた。
今回の実験では、トースターによる方法が最もパリパリ度回復を感じ、レンジとフライパンは次点となる回復度合いを感じた。
但し、レンジ及びフライパンでも、出力(火力)や加熱時間を変更することで、よりパリパリ度を復活させられる可能性はある。
しかし注意しなくてはならないのは、過度の加熱は海苔を焦がし、風味を損ねるおそれがあることである。
「どの程度湿気っている海苔は、どの方法でどの程度加熱すると最もパリパリ度が復活する(かつ、風味が損なわれない)か」
の最適解を求められれば望ましいと言える。
そのためには、より正確に湿気り度合い・パリパリ度合いを測定できないと難しい。
これは今までの実験と同じく、今後の研究課題である。
というわけで、海苔のパリパリ度復活実験をしてみました。
因みに、「最初の写真では4枚あるのに結果は3枚しかない…?」とお気付きの鋭い皆さんにだけコッソリお教えしますと…
最初トースターで1分加熱したんですが、焦げました(苦笑)。にげぇー。
加熱のしすぎにはくれぐれも御注意下さい!
また、湿気った海苔の活用方法としては、佃煮に調理するという有効な手立てもあります。
作り方はこちらを是非御参考に。
ではでは、今後ともごひいきにっ!