この記事で言っていること
- ・土用の丑の日の説明とうなぎ習慣について
- - 2015年は7/25(金)と8/5(水)の2回訪れる
- - 平賀源内を見習いたい
- ・近年注目のなんちゃってうなぎ(精進うなぎ等のうなぎもどき料理)というものがある
- - 皮感の演出に海苔が一役買っている
- ・うなぎのこぼれ話として、養殖地について(浜松・一色・豊橋、鹿児島・宮崎)
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新国立競技場の建設計画を白紙に戻す方針みたいですね。
「白紙(894)に戻そう遣唐使」を思い出しました。
まいど、戸田理平商店の若旦那(見習い)です。
さて、来週の7/24(金)は2015年1発目の土用の丑の日があります(2発目は8/5(水))。
うなぎ(鰻・ウナギ)を食べる習慣は日本ではすっかり定着していると思いますが、近年のうなぎ業界の衰退や価格高騰で、精進料理にもあった「なんちゃってうなぎ」(精進うなぎ等のうなぎもどき料理)が注目されているようです。
まず、そもそも土用の丑の日とは何で、何故うなぎを食べるようになったかについては下記が分かり易いです。
簡単にまとめると以下の通りです。
200年以上昔から定着している土用の丑の日のうなぎですが、今年は2回訪れますし、一風変わった「なんちゃってうなぎ」を試してみては如何でしょう?
なんちゃってうなぎ…それはうなぎを使わずしてそれっぽい味がする料理…
日本では古来から精進料理で食されてきましたが、近年のうなぎの不況・高騰等から、テレビでも選手権が行われるほど注目されているようです。
ということで、ここで素敵にレシピがまとめられていますので紹介します。
お財布に優しいだけでなく、
精進料理の心に触れる
小骨の気になるお子様にも優しい
皮が噛み切れないお年寄りにも優しい
と、良い事もなかなかにあると思いますので、御興味があれば是非チャレンジしてみて下さい!
ではでは、今後ともごひいきにっ!
【参考記事】
・土用の丑の日の由来は?2015年はいつ?なぜうなぎを食べるの?
http://navigator-info.biz/2072.html
・【土用の丑】 ”なんちゃってうなぎ”のレシピをまとめるよ 【ウナギ代用料理】
http://matome.naver.jp/odai/2134245495036824901
うなぎの養殖地と言えばどこが思い浮かびますか?
某夜のお菓子が有名なため、浜名湖(浜松)が浮かんだ方も多いかもしれません。
しかし実は三河にも有数のうなぎ養殖地があります。
一色町(西尾市)です。
市町村別では全国一位の生産量を何年もキープしているようです。
「愛知県の海苔産地って、どこいら辺だん?」でも西三河の西尾・一色は登場しましたね。
また、あまり知られていませんが東三河の豊橋市も愛知県内ではうなぎ養殖が盛んな地域です。
一色・豊橋・浜松はいずれも当店から近い(名古屋より近い)ため、是非盛り上げていって、地域振興が進めば良いなと思います。
尚、都道府県別ですと近年は
鹿児島 > 愛知 > 宮崎 > 静岡
の順位のようで、南九州が盛んなようです。
鹿児島産・宮崎産のブランドが有名になっていくのかもしれませんね。
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連日の雨で本格的な梅雨の到来を感じる今日この頃、如何お過ごしでしょうか?
まいど、戸田理平商店の若旦那(見習い)です。
雨の日は海苔が湿りやすいので海苔屋としてはありがたくないのですが、宇連ダムの貯水率は85%程度まで回復したので東三河住民としてはありがたいです。
【宇連ダム貯水量グラフ(蒲郡市 水道課)】
http://www.city.gamagori.lg.jp/site/suido/ure.html
さて、今回は遂に海苔の産地についてお伝えしますが、当店が入札で仕入れる愛知県の海苔に限定します。
愛知県内の海苔産地はどのように分布していると思いますか?
万遍なく?それとも固まっている?
それは…
(大まかに)南部の3箇所に固まっています。
愛知県の海苔産地は大きく、[知多][西三河][東三河]の3エリアに分類できます。
上図で海苔画像を配置した場所付近の漁協が海苔を扱っております。
黒い四角で囲った部分を拡大したものを下図に示します。

海苔画像を配置した18箇所は、各漁協(または支所)を調べたときに表示される住所近辺です。
厳密な水域を表したものではありませんのであくまでイメージとしてお捉え下さい。
上図を見ると、知多南部、(西三河)西尾市南西部、(東三河)田原市北西部に海苔産地が集中しているのが分かります(特に東三河・西三河は顕著)。
昔は当店近郊の御津(みと)など、東三河はもっと海苔産地があったのですが、埋立てなどの影響で減少傾向にあります…。
と、話題を戻しまして、
上図に記した海苔産地は漁協ベースです。
言い換えると、入札の際に出荷される海苔漁師さんの所属する漁業協同組合(漁協)をマッピングしました。
※私が参加した今シーズンの入札で出荷された漁協です。
過去の産地(漁協)は記しておりません。
以下、その一覧です。
愛知県の主な海苔産地(漁協ベース)
【西三河エリア】
・西尾(にしお) [西三河漁協 西尾支所]
・味沢(あじさわ) [西三河漁協 味沢支所]
・一色(いっしき) [西三河漁協 一色支所]
・衣崎(ころもざき)
・吉田(よしだ)
【東三河エリア】
・伊川津(いかわづ)
・渥美(あつみ)
・中山(なかやま)
・小中山(こなかやま)
こう列挙してみたのですが、IT化はあまり進んでないようで、各漁協の公式サイトは少なく、海苔についてのページはほとんどありませんでした…。
これでは誰かがWebで調べようとしても、なかなか情報を得ることができません。
少しでも多くの方に海苔に興味を持ってもらうために、本ブログでは今後は海苔漁(養殖)の観点での内容も含めていきたいと思います。
尚、JF(漁協)グループ全体のページに愛知県の漁協らの一覧が掲載されていますので参考情報として紹介します。
http://www.jf-net.ne.jp/jf-net/group/group_index.html
http://www.jf-net.ne.jp/jf-net/group/area/grp_aichi.html
ということで、今回は地理的な観点での愛知県の海苔産地についてお伝えしました。
収穫量や産地ごとの特徴についてはまた別の機会にします。
ではでは、今後ともごひいきにっ!
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まいどっ!戸田理平商店の若旦那(見習い)です。
蒸し暑さが凄いですね。祖母も「今年は特に異常な気象だ」とぼやいておりました。
個人的には、梅雨にしては雨が少ない気がするので、せめて宇連(うれ)ダムの貯水率が回復する程度にはなって欲しいところです。
※東三河の水がめは主に宇連ダムと大島ダムなのですが、宇連ダムは毎年貯水率が低く、底が見えそうになって近年ニュースになったほどです。
さて、そんな6月ともなると、贈り物のシーズンです。
「海苔の贈り物が使えるシーンってどんなとき?」の記事にて多くのシーンを羅列しましたが、この時期に特化した内容をまとめてみます。
6月の第三日曜日(2015年は6/21)は父の日です。調べてみたら、世界共通ではなくて、国によって日も違うようです(日本はアメリカ発祥の父の日と同一)。
もしお父様が
・グルメ(味にこだわりを持つ)
・お酒が好き
のどちらかの場合、当店の海苔が喜ばれるかもしれません。
グルメなお父様であれば、きっと当店の焼海苔の優れた風味を楽しんで頂けるでしょうし、
お酒好きなお父様であれば、当店のピリっと甘辛い味付海苔がおつまみにピッタリなので、喜んで頂けると思います。
もちろん熨斗(のし)には「父の日御礼」等、御要望の表書きを致します。
数日内の御注文でしたら十分間に合うかと思いますので、手配がまだの方はお早めにどうぞ!
ここに挙げるにはちょっと強引かもしれませんが、ジューンブライド(June bride)は今や日本にも浸透していますよね。
※ジューンブライドの由来などを知りたい方は、ここのサイトが分かり易かったので御参照下さい。
http://kinisuru.com/june-bride-meaning-origin-2172
先日の記事でも書きましたが、昔の海苔の収穫は運に左右されたため、海苔は運草と呼ばれ、縁起物として重宝されていました。
縁起の良いものなので、おめでたい席での御進物にもぴったりです。
つまり、結婚式の引出物にも使えますよということです。
実際、今年の春にも御注文の実績がございます。
実は先日、今年初のお中元の御注文を頂きました。月参り(月忌法要)にいらっしゃったおっさまからです。
※おっさま:お寺の住職を差す方言で、主に檀家となっているお寺の住職を差す場合が多い。「和尚様」がなまったという説がある。
「こんなに早かったかな」と疑問に思いましたので、少し調べてみました。
中元という言葉自体は、中国の道教に由来する陰暦7月15日のことを差します。
日本ではこの時期に仏の供養をするようになったようです。
現代では、同時期にお世話になった人等に物品を贈る習慣となり、それが「お中元」と呼ばれるようになったようです。
ここで面白いのが、陰暦は現在の暦とは異なりますので、地域によってお中元の季節が違うことです。
大雑把に言えば、東日本は7月、西日本は8月のようです。
地元の愛知県もどちらかと言えば西側のためか、8月上旬~15日にお中元を贈る文化でした。
「でした」と述べたのは、全国的に年々お中元の時期が早まっているためです。
社長に聞いてみましたが、「昔は7月に注文を貰って8月上旬に届けるケースが多かったが、最近は6月に注文を貰って7月上旬に届けるケースが増えた」とのことです。
先取りを争うメディア商戦が大いに関係している気がしますが、あくまでこういった贈り物の主役は貰う側なので、貰う側の立場の方に喜んで頂くことを念頭において頂ければ良いかと思います。
※参考サイト
http://www.best-manner.com/manner/season/chugen-seibo.html
前置きが長くなってしまいましたが、
お中元やお歳暮で贈るのに縁起物の海苔は最適です。
お世話になった方やお得意様の心に響く美味しいギフトをお探しの方は、是非当店の海苔をお求め下さいねっ!
上述の通り、グルメな方には焼海苔、お酒好きには味付海苔(おつまみに最適)がお勧めです。
ではでは、今後ともごひいきにっ!
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まいどっ!戸田理平商店の若旦那(見習い)です。
前回好評だったので、今回も1分でさくっと紹介します。
今回は海苔の焼き加工です。



まず、火入れ処理をした海苔を取り出して供給機にセットするところから始まります。






この工程完了直後の海苔は焼き立てほかほかで、とても香りが豊かな状態です。
当店の全型サイズ焼海苔の場合は、この後すぐに封入しますので、焼き立ての風味をお楽しみ頂けるわけです。

海苔に合わせて焼き加減を調整するのが海苔屋の腕の見せ所だと思います。
会長・社長の豊富な経験から、各海苔に対して絶妙な焼き加減となるよう調整しています。
若旦那もこの辺りのスキルをもっと磨きたいです。
というわけで、今回は焼き加工のメインとなる焼き工程周辺についてさくっと紹介してみました。
何となくでも写真を流し見することでイメージが付けば幸いです。
尚、
「工場見学したい!」
「自分で海苔をラインに流して、焼き立てほかほかの海苔を食べてみたい!」
という方がいらっしゃいましたら、お気軽に御相談下さいね。
ではでは、今後ともごひいきにっ!
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まいど!ネット広告でNIWAKAと見てMIKAWA(三河)!?と思うほど地元が大好きな戸田理平商店の若旦那(見習い)です。
先日、「海苔の仕入れの難しさ…毎年一年生ってどういうこと?」で海苔の入札や等級検査のお話をしました。
が、それだけでは伝え切れないものがあったので続きをお伝え致します。
各地区の漁業協同組合(以下、組合)にて海苔の等級検査(格付け)がされますが、どのような基準で検査されているのでしょうか?
・(金属)探知機を通して、異物がないかチェックする
・重さを量り、規格内かチェックする
・形・大きさが、規格内かをチェックする
上記は機械を通して正確に判別できると思います。
・色
・ツヤ
・香り
・味
・柔らかさ
これらの検査は機械では限界があるでしょうから、検査員がチェックして等級付けするかと思います。
私が独自で調べ、また、実際に入札に参加して感じたことは、「見た目(色・ツヤ)の良いものが、良い等級を付けられる傾向にある」ということです。
愛知では「優等」が最も良い等級で、「1等」、「2等」…と下がっていくのですが、優等は黒々としてツヤがあり、見た目の綺麗な海苔ばかりです。
これらは確かに高級そうな印象を受けます。
しかし、香り・味・柔らかさも優れているかといえば…別問題です。
例えばA組合の優等とB組合の優等は、どちらも必ず美味しい海苔かと言われれば、そうとは限りません。勿論、浜の状態や豊作・不作にも拠ります。
※味覚には個人差がありますので、あくまで個人の感想です。
海苔の美味しさに重要な要素は香り・味(味わい)・柔らかさ(パリパリ度)といった風味部分だと思うのですが、等級付けではどこまで検査されているかは不明です。
1シーズンで全国80億枚以上の生産量がある海苔ですから、全てに風味の検査は現実的ではないでしょうし、各組合で検査の違いもあるでしょう。
味の検査までしっかりする組合は稀だという情報を見たこともあります。
「等級には表れない風味部分を見極めて仕入れるのが海苔問屋の醍醐味だ」とも言えますが、「優等」というだけで高値でやり取りされがちな昨今の入札には疑問を感じます。
これは海苔業界全体に言える課題だと思いますので、今回はこの辺りにしておきます。
尚、海苔屋になったばかりの若旦那(見習い)には海苔業界の知り合いがまだまだとても少ないため、今後もっと人脈が広がることで良い方向に繋がることを期待します。
当店の会長に聞いた話だと、海苔の入札も昔は競りだったそうです。
魚屋さんが市場でわいわいやっているあのイメージです。
指で数字を表す独自のポーズを取りつつ、口では別の数字を言って競り落とす…そんな世界だったそうです。
駆け引きやドラマが沢山生まれそうですが、その分時間は掛かるわけで、深夜まで及ぶこともあったそうです。
また、会場についても、各組合毎に開催されていたようです(現在は愛知県で一箇所にまとめられて行われている)。
昔は当店至近の御津町も海苔生産地だったりと、今の約20より多くの組合がありましたので、色んな日時・場所で海苔の仕入れ(競り)が行われていたようです。
お昼御飯は主催組合が炊き出しのような形で振る舞ってくれ、「あそこの組合は飯がドうまくて毎回楽しみだった」といった思い出話も聞きました。
そんなお話を聞いて、時代の流れによって海苔の仕入れも変化していくことを実感した次第です。
戸田海苔も時代の流れに合わせる柔軟さが重要でしょうし、でも大切なこだわりは変えず、お客様に喜ばれる美味しい海苔を提供し続けたいと思います。
ではでは、今後ともごひいきにっ!