この記事で言っていること
- ・葉酸で「大腸がん」「胃がん」「動脈硬化」「胎児の先天性奇形」「心臓病」「貧血」「子宮頸ガン」を予防できる可能性がある!
- ・大腸がん予防には食生活だけでなく、「飲酒」「喫煙」「運動不足」など、生活習慣にも気を付けると良い
まいどっ!戸田理平商店の若旦那(見習い)です。
ちまたでは「大腸癌予防に葉酸たっぷりな海苔が良い!」と言われているようです。
※葉酸:ビタミンB群の一つ
そこで、幾つか観点を変えながら調べてみた結果をお伝えしたいと思います。
まず、愛知県がんセンター研究所様にて、葉酸と癌リスクについての研究結果が公開されています。
・葉酸で胃がんリスク減
http://www.pref.aichi.jp/cancer-center/ri/01bumon/01ekigaku/05-image/131003tyuniti.gif
ここから、以下二つのことが分かります。
・葉酸は大腸がんだけでなく胃がんのリスクも減らせそう
では次に、こちらの健康美容ニュースブログ様とサプリメントラボ様から「大腸がん」と「葉酸」それぞれについて見てみます。
・葉酸で動脈硬化予防
http://hakuraidou.com/blog/?p=10343
・葉酸の効果と効能 妊活中・妊娠前から妊娠中に摂るべきビタミン-サプリメントラボ:
http://www.mit-japan.com/ndl/vitamin/folicacid.htm
ここから、以下のことが分かります。
・葉酸は動脈硬化予防にも効果がありそう
・葉酸は胎児の先天性奇形、心臓病、貧血、子宮頸ガンの予防にも効果がありそう
葉酸は妊婦さんにも重要な栄養素だとも良く聞きますね!(母乳の出を良くする効果もあるのだとか)
では次に、大腸がんを予防する食生活についてNPO法人 女性を大腸がんから守る会様(おそらく専門性が高いでしょう)の情報を参考にすると…
http://npo-colonna.com/yobo.html
・野菜と魚をたっぷり
・栄養素としては食物繊維・カルシウム・ビタミンD
が重要そうです。
海苔は食物繊維が豊富ですしカルシウムも含まれますので、大腸がん予防に望ましい食品だと言えそうです。
また、ここで葉酸が登場しないのは、日本ではまだ皆が葉酸と大腸がんの因果関係を認めてはいないためなのかもしれません。
ということで最後に、葉酸と大腸がんの関係についての国立がん研究センター様による幾つかの研究結果を。
・葉酸、ビタミンB6、ビタミンB12、メチオニン摂取と大腸がん罹患との関連について
http://epi.ncc.go.jp/jphc/outcome/303.html
・血中の葉酸と大腸がん罹患との関係について
http://epi.ncc.go.jp/jphc/outcome/312.html
こちらから分かることは、
・ビタミンB6を多く摂取すると大腸がんのリスクが低下する可能性があり、葉酸では関連が見られなかった
・血中の葉酸と大腸がんリスクには関連が見られない
ということで、葉酸と大腸がんはあらゆる面で確実な因果関係があるわけではなさそうです。
以上から重要だと感じたことをまとめると…
・大腸がん予防には食生活だけでなく、「飲酒」「喫煙」「運動不足」など、生活習慣にも気を付けると良い
美容・健康には「この栄養素をしっかり摂ってさえいれば大丈夫!」というものではありませんが、
御自身や御家族(特にお子さん)の身体に良い食生活を意識することで、いつまでも健康に過ごしたいものですね!
身体に良い食品を意識することで、海苔の素晴らしさに気付かれると思います。
早速海苔で「大腸がん」「胃がん」「動脈硬化」予防を始めてみませんか?
美味しい海苔は当店に御用命下さいね!
ではでは、今後ともごひいきにっ!
まいどっ!戸田理平商店の若旦那(見習い)です。
今回はかなり内輪の内容も含みますが、当店及び創始者の歴史について御紹介します。
当店の名前を伝えると「理平って何?」と聞かれることがたまにあります。
戸田 理平(とだ りへい)は当店の創業者で、若旦那の曾祖父です。
若旦那が生まれたときには既に故人でしたので会ったことはないのですが、家族・親族から話を聞くことはありました。
とても社交的な方だったようです。
尚、上部の写真は、昭和29年(1954年)1月、年度廻り直前に店前にて撮影されたものです(本人メモによる)。
※以下の情報は戸籍・登記簿などだけでなく口述やメモによる内容も含まれます
・明治33年(1900年)、戸田 百右エ門(とだ ひゃくえもん)の子として生まれる
※19世紀最後の年で、サン=テグジュペリも同年生まれ。新渡戸稲造による武士道(Bushido)がアメリカで刊行された年でもある。
・大正2年(1913年)、愛知県豊橋市の食料品会社(海苔を主力とする)に入社し、長年勤務
→豊橋だけでなく、大阪の支店でも海苔屋の番頭として勤め、経験を積んだ
・昭和19年(1944年)、戦争の影響により豊川市為当町川原田に疎開
・昭和21年(1946年)、終戦後、独立して海苔問屋「戸田理平商店」(屋号:ヤマリ)を創業
↑今でも使われる当店の屋号「ヤマリ」は、「山」と呼ぶ屋根の下にひらがなの「り」を書く
・昭和21年(1946年)、為当町宮脇に家屋を新築(為当町川原田から引越)
・昭和36年(1961年)、株式会社戸田理平商店を設立
・昭和42年(1967年)、家を30mほど西(為当町椎木)へ移転(曳きやによる移動)。同時期に工場を新設し、海苔の加工に力を入れるようになる
・昭和49年(1974年)、第七回全国加工海苔協同組合連合会 中部大会にて長老者表彰
→当時、三河加工海苔工業協同組合 理事、三河海苔問屋協同組合 理事
・昭和51年(1976年)、永眠。子である石畔八良が跡を継ぐ
・昭和21年(1946年) 創業
・昭和36年(1961年) 株式会社戸田理平商店を設立、代表取締役 戸田理平
・昭和51年(1976年) 2代目 石畔八良が代表取締役に就任
・平成7年(1995年) 3代目 戸田裕一が代表取締役に就任
・平成23年(2011年) 4代目 戸田啓子が代表取締役に就任
創業当初は乾海苔の卸売・小売のみでしたが、いつしか加工業も始め、焼海苔だけでなく味付海苔の加工まで行うようになりました。
※昔は乾海苔の状態のまま家庭に売られる(各家庭で乾海苔をあぶって食べる)ことも一般的でした。
↑昭和47年(1972年)、ベターリビングショーとよかわに出展した際の写真
・昭和55年(1980年)、
第十回 全国加工海苔品評会 焼海苔の部において 全国漁業協同組合連合会会長賞 受賞
まいどっ!戸田理平商店の若旦那(見習い)です。
昨日、愛知海苔入札指定商組合の第4期通常総会へ出席してきました。
↑配布資料です
例の如く昨年までは会長が出席していたので、今回は若旦那一人で初参加です。
この組合は、平たく言えば愛知県の海苔の入札権を持つ指定業者(海苔屋)の集まりで、
46社の海苔屋さんが組合員です。
顔ぶれとしては、愛知県内の海苔問屋組合や食品のり公正取引協議会 中部支部の面々とほぼ同じように感じました(要は海苔屋さんの集まりの一つ)。
※海苔の入札(仕入れ)についてはこちらの記事をどうぞ。
・海苔の仕入れの難しさ…毎年一年生ってどういうこと?
内容(議案)としては、
があり、1時間以上掛かりました。
最も議論が白熱したのは「その他の件」ですが(笑)。
特に漁連(生産者側)と海苔屋(販売者側)らによる生販合同会議(正式名称ではないかもしれません)関連のお話は、皆さん熱い想いもあってか、盛り上がりました。
生産者(海苔漁師)さん側の情報にまだまだ疎い自分にとってはびっくりするような話も出てきましたし、海苔業界も変わっていくなと感じた次第です。
その後の懇親会では三河海苔問屋協同組合連合会(東三河の海苔屋さん達)で固まって、慰安企画の会議場と化したりと、有意義な時間でした。
海苔屋さん同士の横の繋がりを大切にし、海苔業界全体が盛り上がるよう取り組んでいきたいと思います!
ではでは、今後ともごひいきにっ!
まいどっ!戸田理平商店の若旦那(見習い)です。
先日の記事で、
全型サイズ焼海苔を4分の1にカットし、常温で30分放置し、湿気らせておく。
折り曲げてもパリっと破れない状態まで湿気らせる。
・電子レンジにクッキングシートを敷き、その上に海苔を置く
・600Wで2分ほど加熱
クッキングシートはどうしても必須というわけではない。
・オーブントースター(600Wを使用)にて1分ほど予熱
・海苔を載せて30秒ほど加熱
加熱しすぎないよう特に注意する。
・フライパンにて弱火~中火で予熱
・海苔を載せて両面30秒ずつほど加熱
箸などで裏返しながら、様子を見る。
尚、直火であぶるという方法もあったが、リスクを伴うため実施しないこととした。
並べてみた。見た目に大差はない。
・レンジ
折り曲げるとパリっと音がした。未開封時には程遠いが、多少の回復は見られた。
・トースター
完全ではないが、かなりのパリパリ度回復があった。しかしほんの少し、苦味が増したように感じた。
・フライパン
レンジと同等の、多少の回復が見られた。
今回の実験では、トースターによる方法が最もパリパリ度回復を感じ、レンジとフライパンは次点となる回復度合いを感じた。
但し、レンジ及びフライパンでも、出力(火力)や加熱時間を変更することで、よりパリパリ度を復活させられる可能性はある。
しかし注意しなくてはならないのは、過度の加熱は海苔を焦がし、風味を損ねるおそれがあることである。
「どの程度湿気っている海苔は、どの方法でどの程度加熱すると最もパリパリ度が復活する(かつ、風味が損なわれない)か」
の最適解を求められれば望ましいと言える。
そのためには、より正確に湿気り度合い・パリパリ度合いを測定できないと難しい。
これは今までの実験と同じく、今後の研究課題である。
というわけで、海苔のパリパリ度復活実験をしてみました。
因みに、「最初の写真では4枚あるのに結果は3枚しかない…?」とお気付きの鋭い皆さんにだけコッソリお教えしますと…
最初トースターで1分加熱したんですが、焦げました(苦笑)。にげぇー。
加熱のしすぎにはくれぐれも御注意下さい!
また、湿気った海苔の活用方法としては、佃煮に調理するという有効な手立てもあります。
作り方はこちらを是非御参考に。
ではでは、今後ともごひいきにっ!
まいどっ!戸田理平商店の若旦那(見習い)です。
突然ですが皆さんは、ラーメンの具といえば、何を思い浮かべますか?
「ラーメンの種類による」という通な方もいらっしゃるかもしれませんが、
チャーシュー、煮卵、ネギ、ナルト、メンマ、もやしなど、よく使われる具というものがあると思います。
では、海苔は…?
私にとっては一般的な具というイメージですが、地域差があるみたいで、関西地区などではあまり見られないようです。
そして全国的にも
「すぐフヤケてしまい、どう食べたら良いか分からない!」
「そもそも要るの?」
といった残念な御意見も良く聞きます。
さて、そんなラーメンにおける海苔について、大変興味深い記事を見付けました。
こちらのトップページから、画面右上の検索ボックスにて
[ラーメン 海苔]
と検索すると、
「ラーメンにとって海苔とは?」
という記事がヒットします。
要約すると、
・ご当地ラーメンを紹介する本を見ても海苔を入れるかの地域差が見られる
・お店側からすると、「海苔はそれほどコストが掛からず保存がきき、彩りにもなり、見た目・味にアクセントが出る」という好意見もある
・世界各地でもラーメンは人気急上昇中で、海苔ののったラーメンも再現されている
ということで、
そのラーメンと向き合い、本能の赴くままに海苔も食すべし
といったところでしょうか。
因みに、個人的には「海苔で麺を巻いて(箸で挟むように)食べる」派です。
また、静岡の方のお客様リゾート施設で、ラーメン用海苔の注文をたまに頂きます。
ラーメンに合う海苔とは何か…これは当店としても何かしらの答えを持っておくべきかもしれません。
「ラーメンにのった海苔はこう食べると美味しい!」
「ラーメンに戸田海苔をのせたら絶品だった!」
など、皆様の御意見お待ちしております!
ではでは、今後ともごひいきにっ!